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寒くても

2008年7月22日


夏らしさがなかなか訪れない知床ですが、
オロンコ岩のお花たちは人間たちのぼやきをよそに
次々と華やかな姿を見せてくれています。
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草丈も伸び、一見ただの草原のようになっていますが、
一歩一歩踏み出すたびにいろいろなお花が私たちを楽しませてくれます。

前回咲き誇っていたお花たちはご覧の通り…
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寒いとぼやいているヒマはありませんね。

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つかの間の陽射し

2008年7月21日


久しぶりに、本当に久しぶりにお日さまの光を見ました。
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東の空が少しずつ明るくなり、
水面に光が差し込み、
やがて眩しいほどの光が辺り一面を包み込みました。

青空もどんどんと広がってきます。
あぁ、やっと夏が来たかと安心しながら家路をたどりましたが、
天気予報を見てがっかり。
明日からまた、雨模様なのだそうです。
夏はどこに行ってしまったのか…

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タモギタケもりもり

2008年7月20日


雨降りや霧の日が続いていますが、
このお天気のおかげで
夏のお楽しみ、タモギタケがぞくぞくと姿を現しています。

知床五湖やフレペの滝遊歩道でもたくさん見ることができます。
残念ながら人間は取ることができませんが、
ヒグマの大切な食料となります。

遊歩道から少し離れたところに、もりもりと生えています。
写真に撮るには、ちょっと距離があるため、画像はまた後日。

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落ち込むお天気

2008年7月19日


お天気の話ばかりですが、
このところ、ずーっと小雨、霧の日が続いており、なんだか元気が出ません。
お客様も、周りの景色よりも足元の汚れを気にしながらの散策になってしまいます。

道端にエゾシカがたくさんいてくれるのがせめてもの救い。
本当に、飽きるほど、たくさんシカが出ています。
すっかり観光化してしまったキタキツネも、こんな日にはありがたく感じてしまいます。

ヒグマも毎日あちこちで目撃されています。
動物たちはこのお天気をどう感じているのでしょうか。
暑さを気にすることなく食べ物を探し回ることができるのを、喜んでいるようにも思えます。
落ち込む人間をよそに。

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畑の話

2008年7月17日


この夏、貸し農園を利用して野菜を作っています。
なかなか畑に行けないので、雑草畑になっていますが、
雑草の間からとうきびや枝豆が育っています。

ほうれん草や水菜は何回か収穫し、食卓に上がりました。
じゃがいも、人参、大根などなどあれこれ植えていますが、
よその畑に比べるとどれも生長は遅れ気味。

うちの畑の野菜たちは「親はなくとも子は育つ」状態。
手をかけなくても着々と大きくなってくれる野菜たちに感謝しています。
秋に収穫できるかどうかは、お天気任せ。
土に触っている時間があるということは、とても幸せなことだと思っています。

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蝦夷梅雨

2008年7月15日


どんよりとした日が続いています。
ウトロから知床五湖方面に向かうと、濃い霧がかかっていることもしばしば。
お客様もみな長袖が手放せません。

北海道には梅雨がない、と思われがちですが
数年に1回は蝦夷梅雨があります。
本州とは違って気温があまり上がらず、しとしとと雨降りが続きます。
今年のお天気がそうなのかは分かりませんが、
しばらく太陽の姿を見ていません。

7月20日までは寒い日があってもおかしくない、と思っています。
夏本番まで、あと少し。
本番は本番で、暑いのですが…

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みんな順調です

2008年7月14日


知床五湖でカルガモの親子を見かけるようになっていましたが、
そのほかの場所でもアカゲラやオオセグロカモメの雛を見かけます。

エゾシカやキタキツネの子供たちも日に日に大きくなっています。
毎日のように姿を見ることができ、
成長ぶりを確認できるのはとても嬉しいことです。

あとはがんばって写真を撮りたいです…
仕事中はなかなか難しいのですが。

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寒くなってしまいました

2008年7月12日


昨日、雨が降って一人浮かれていましたが、
今日は雨も本降りになり、気温は17℃にしかならず、
浮かれモードも一休み…

本州では軒並み猛暑日となったとのこと。
先日、「北海道なんだから、寒いくらいじゃないと!」と威勢の良かったお客様、
なかなかタイミングは合わないものですね。

夕方、やっと霧が晴れてきました。
雨に洗われた木々の緑がとてもきれいでした。

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恵みの雨

2008年7月11日


久しぶりに雨が降りました。
といってもお湿り程度。
カラカラに乾いた遊歩道や畑には十分とはいえない量。
それでも砂ぼこりがひどかった知床五湖やフレペの滝遊歩道は
やや落ち着きました。

雨模様だと何となくガッカリすることが多いのですが
今日はもっと降らないかと、ウキウキしていました。
観光で訪れるのなら晴れに越したことはないかもしれませんが
たまには雨も降らないと。これが自然ですから。
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雨上がりの澄んだ空気がまた楽しみです。

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ツルコケモモ満開

2008年7月10日


昨日の羅臼湖はツルコケモモが本当にたくさん咲いていました。
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ツルコケモモは漢字で書くと蔓苔桃。
別名クランベリーcranberry→鶴(crane)の好物だからなのだとか。
私は植物の姿が鶴に似ているからcrane+berry 鶴コケモモ なんだとばかり思っていました。

秋には、こんな小さな花から!と驚くような大きな実をつけます。
それでもジャムにするだけ収穫しようと思うと、考えただけで気が遠くなります。
この場所では、今年はどのくらい実るでしょうか。
森の生き物たちの大事な食料ですから、もちろん人間は、見るだけ、です。

| 羅臼湖 |

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静かな羅臼湖

2008年7月9日


本日、羅臼湖にて。
080709-1.jpg 080709-2.jpg (左:エゾシカ 右:キタキツネ)

今日の羅臼湖は、人間はめずらしく私一人。
人がいない時間を見計らってのんびりと過ごす姿は
見慣れた動物たちであるにもかかわらず、なんだか特別な存在のように感じました。

羅臼湖は年々入山者が増え、荒れてきたと嘆く声をあちこちで聞きます。
ヒトが荒らしてもなお、文句のひとつも言わず淡々と生き続ける動物たち。
人馴れしつつある個体なのかどうか、それは置いておいて
今日は、羅臼湖を見捨てないでいてくれてありがとう、なんて思ってしまいました。

| 羅臼湖 |

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碧い山並み

2008年7月8日


晴天が続き、木々の緑もすっかり夏色に変わっています。
見慣れた知床連山も、最近は蒼緑色に見えます。

空の青が山に映っているわけではないでしょうが、
新緑の季節を過ぎ、青味がかって見える山並みに新たな魅力を感じています。

写真に撮りたいと思いつつ、なかなかチャンスがなく…
気温が高めなので霞んでいることが多く、美しい瞬間はいつも仕事中。
モタモタしている暇はありません。
記憶に焼き付けて、美しさを堪能しています。

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シカも泳ぐ暑さ

2008年7月6日


ウトロは連日の暑い日が続いています。
今日の最高気温は29.7℃。
散策するのも命懸け(?)です。

知床五湖ではシカが気持ち良さそうに泳いでいました。
人間も水に浸かりたい暑さです。

| 知床五湖 |

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国産小麦

2008年7月5日


知床を含むオホーツク海側では小麦畑がたくさんあります。
輸入小麦の価格高騰で多くの食品の値上げがニュースになっていますが、
こちらに住んでいると、
こんなに小麦を作っているのにどうして輸入小麦が問題なのだろう?
と思ってしまいます。

しかし、小麦の自給率は13~4%。
麺好きの私としては少しショッキングな数字です。

今年も小麦たちはがんばっています。
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がんばれ小麦
がんばれ農家さん!

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藻琴山のお花

2008年7月4日


昨日藻琴山に咲いていたお花たちです。
080704-1.jpg
他にも小さなお花たちが次々と現れ、
次はどんなお花が見られるかとウキウキしているうちに山頂に着いてしまいました。

大雪山系のような一面のお花畑とはいきませんが
高山植物入門編としては十分楽しめます。

まだつぼみのお花もあちこちにありました。
しばらくはお花を楽しめそうです。

| 藻琴山 |

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ところ変われば

2008年7月3日


今日は知床を離れ、藻琴山登山。
普段なかなか見ることのない高山植物を独り占めしてきました。
そのお話は、また後日。

知床の森でもひときわ存在感のあるトドマツ。
やわらかい葉っぱと 080703-1.jpg
クリスマスツリーのようなきれいな三角形の樹形が印象的です。

藻琴山は手軽に標高1000mの山頂まで行くことができるので、
ついつい身近な環境と大差ないように思ってしまうのですが
見慣れたトドマツの葉の、硬く短い姿に環境の厳しさを見て取れます。
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8合目付近のトドマツの葉と全容。
雪に覆われる枝が硬く短い葉をつけて横に伸びていますが、
吹きさらしになる高さでは枝を伸ばすことができません。

ハイマツが優先する環境で、幸か不幸か生長できたトドマツ。
何百年か先、この子の子孫がこの環境で優先する日が来るのでしょうか…

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かわいい外来種

2008年7月2日


080702-1.jpg フランスギク 小さな虫とともに

一気に気温が上がり、真夏の花たちが一斉に咲き出しました。
車窓から目立つフランスギクも遅れをとりません。

外来種というと、何となく嫌われ者、存在してはいけないもののイメージが付きます。
確かに人間が持ち込んでしまったものですから、
元々の生態系には大きな影響があります。

でも、私はいつも思います。
地球はどう思っているのかな?

人間も地球上の生き物のひとつ。
母なる地球にとっては、人類が森を壊すのも守るのも
46億年の歴史の一部であり
人類が生態系を乱すのもまた自然の一部
と思っているんじゃないかなー、と思ったりします。

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ルピナスの季節

2008年7月1日


今日から7月。
月がかわるのを待っていたかのように急に良くなったお天気。
知床連山も久々のお目見え。
残り少なくなった雪と、随分色合いを濃くした緑を
これでもかと言わんばかりに見せつけていました。

080701-1.jpg ずっと寒かったのでついつい見逃していたルピナス。
この花に最初に出会ったのは十勝でしたので
過ごしやすい気候のときに咲く花という印象が強く、
気温の低い日が続く知床ではピンときていませんでした。

そういえば知床五湖ではネムロコウホネが花盛り。
夏本番に咲き誇るお花が元気なのです。
寒くてフリースが手放せない季節は去りつつあります。

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