知床の森のガイド ゆらり

久しぶりに気温が上がりました。
10℃を超えたのは半月ぶり。
風が強かったものの、やっと防寒着を一枚脱ぐことができました。

オロンコ岩の上は、春の花が力強く咲き始めていました。
　

一面、枯れ草色だった小さな草原は
次々と若草色の芽生えが顔を出しています。

毎日のように
１日１回は辺り一面真っ白になり、
その後すぐに解けて黒い土が顔を出す、
ということを繰り返しています。

気温の低い日が続いていて、
道端に咲く花も遅れているように思います。
色鮮やかなお花畑が現れるのが待ち遠しいです。

冬の間、通行止めだった道路が開通し、
知床五湖まで車で行けるようになりました。

全長800メートルの高架木道が完成し、
とても立派な観光地の姿に様変わり。
間近に迫る知床連山の迫力に圧倒されながら、
広々とした景色を楽しむことができます。
　（"湖畔展望台"より）

なんといってもクマにびくびくする必要がありません。
地上からの高さと、柵の外に張り廻らされた電気柵によって
人間はしっかり守られます。

今まで使っていた地上遊歩道ももちろん歩けます。
今日はキツネがお出迎え　
賑やかな季節が始まります。

昨日は朝から雪が降り、辺り一面真っ白になりました。
今朝もまだ少し残っていましたが

気温も上がり、どんどん解け進みます。

昼過ぎには秋蒔き小麦の緑が
再び顔を出していました。

５月の連休の頃まで
こんなお天気が続きます。