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雨の知床五湖

森の色が日に日に変化しています。
緑色は少しずつ元気がなくなり、
黄色がかったり赤みが差している葉が増えてきました。
「紅葉」というにはまだまだ早いのですが、
木の一本一本が微妙に色合いを変えています。

しっとりと濡れた森は
その微妙な色合いが際立ち、
低いところから湧き出す雲が
薄いベールとなって森を隠します。

静かな季節が訪れるまであと少し。
雨はそんな変化を教えてくれました。

| 知床五湖 |

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羅臼岳に惨敗

今日のお天気をやり過ごせば
明日、あさってと良いお天気になる予報でした。
それを励みにテントを担いで
目指すは硫黄山。

登山口では晴れていましたが
海から雲が近づいてくるのが分かります。
でも、深刻な雨雲ではなさそうなので
これはいけるかな、なんて気持ちが大きくなってきました。

でも、そんなに甘くはありませんでした。
大沢あたりから
霧雨というには大きすぎる雨粒が
強い風とともに吹き付けます。

3日分の水の重さがずっしりと感じられます。
へとへとになりながら羅臼平まで到達しましたが…
100914-1.jpg
稜線上に出ると
やはり風の強さが違います。
一晩粘ればよいお天気が待っていたかもしれませんが、
あまりの風の強さに気持ちが折れてしまいました。

水を捨て、そそくさと来た道を引き返しました、
草紅葉を確認することもなく…。
なんともお粗末な山登りでした。

| 知床連山登山 |

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秋風爽やか

知床五湖でも少しずつ葉っぱの色が変わってきたので、
標高の高いところも秋色が濃くなっているのではないかと
期待して、いざ羅臼湖へ。

爽やかな風が通り抜けます。
秋の空を仰ぎ見たり、足元の赤い実を楽しんだりと
なかなか足が進みません。

期待通り、湿地は黄金色に変わっていました。
木々の紅葉はまだまだですが、
すっきりした空の青、雄々しい姿で迫る山、黄金色の草原…
味わい深い季節が始まりました。
100910-1.jpg (四の沼)

| 羅臼湖 |

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冷たい風

晴れて、風が強い一日でした。
いや、それほど強風が吹き荒れたわけではないけれど、
冷たい空気が動くと
それだけで気になってしまう一日でした。

波も高く、一気に晩秋が訪れたような景色。
いつもお世話になる露天風呂でも
心地よい風に吹かれながら
久しぶりにのんびりすることができました。

ハンゴンソウやワラビもいつの間にか枯れ進んでいます。
夏の賑わいが、少しずつ、去っていきます。
100908-1.jpg (オロンコ岩より)

| 知床の気候 |

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涼しい森の中

深い森の中を歩きました。

ふかふかの足元
見た目はぼろぼろでもたくましく生きる巨木
倒木を静かに全うさせる無数のきのこ
いたる所に残された動物の痕跡…
数え切れない生命の声が聞こえてきます。

森の外は日差しが強烈だったようですが、
散策中はいたって快適。
新鮮な空気を腹いっぱい味わいました。
100904-1.jpg

| 古の道 |

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森の中で雨宿り

今日もとても暑い日でした。
もしかしたら夕立があるかも…
一瞬頭をよぎりましたが、「大丈夫」と自分に言い聞かせて
知床五湖の散策に向かいました。

しかし、雷のごろごろという音や急に薄暗くなる森…
やはり大丈夫ではなかった、と後悔しながら、
それでも歩いて駐車場まで戻るしかありません。

そして、とうとう来ました!
ザーッという音とともにスコールが!!
…しかし、濡れません。
森の木々が屋根の役割をしてくれるので、
たまにぽつぽつと落ちてくる水滴が当たる程度です。
葉っぱに当たった雨水は、
枝と幹を伝ってちゃんと地面に届きます。

雨音が少し弱くなったので、
思い切って森を出ました。
思ったよりも雨脚が強くてびっくり!
木々の屋根のチカラを改めて感じました。

夕陽の中で降る雨はきらきらと光り、
うっすらと虹もかかりました。

| 知床五湖 |

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2010年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年10月