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寒い森、でも…

知床連山はすっかり白くなり、
陽射しがなかった今日は本当に寒く感じました。

知床五湖の散策路も本当に静か。
小鳥や動物が動く音がとても良くわかります。

クマタカが目の前を横切り、
クマゲラやギンザンマシコが近くで鳴いています。
カサカサという小さな音とともに
ひょっこり顔を出したのはエゾオコジョ。

人間が少なくなった分、
たくさんの生き物が一緒に歩いてくれます。
知床らしさを味わうには
これからの季節が一番かもしれません。
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| 知床五湖 |

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朝焼け

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朝5:30頃の斜里岳。
(我が家の窓からの写真なので、街が写っていますが…)

すっかり日の出が遅くなりました。
朝は背景が赤くなり、
夕方は山自体が赤く染まる、
オホーツク海側から見る知床の山々です。

大昔から規則正しく繰り返されてきた景色の変化に
日々の暮らしの中で気付くことができたら、
それはとてもシアワセなことなのではないかと思います。

| 癒しの知床 |

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晩秋の景色

朝晩冷え込むようになり、
そういえば10月も終盤に入ったんだったと
改めて気付いたりしています。

今日は雪をかぶった羅臼岳の丸い頭がきれいに見えていました。
知床五湖周辺の木々も
日に日に色づいています。

今日の知床五湖は、湖面も穏やかで
雪をいただいた山並みと紅葉した森を映して、
言葉なく見とれてしまう景色でした。

一緒に歩いた修学旅行生たちも
「ヤバイ、ヤバイ」を連発。
しばらくは聞きなれない言葉でしたが、
いつの間にか、高校生なりに美しさを感じてくれているのだと、
安心して聞けるようになりました。

16:00頃には
山頂付近の雪が夕焼けに染まりました。
この美しい瞬間に出会えたのは本当に幸運でしたが、
画像に残せなかったことが本当に悔やまれます…

| 知床五湖 |

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遠征

摩周岳~西別岳の縦走をしました。
どちらの山も単独では登ったことがありましたが、
念願がかないました。

寒いと覚悟して行きましたが、
風がほとんどなくて、ぽかぽか陽気。
とてもていねいな笹刈りがされていて
道も快適、さくさく進みます。

紅葉はすっかり散っていましたが
裸のダケカンバの斜面が絵画のようです。
碧い水を湛えた摩周湖も終始姿を見せ、
雲の動きに従って刻々と色を変えていました。

縦走路では、根釧台地のそれは雄大な景色を眺めながら歩き、
西別岳に近づくにつれ、
高山植物を予感させる葉っぱや実がいたる所に見られました。
一つ一つに歓声を上げているうちに、
あっという間に下山路でした。

10月も半ばを過ぎているのに
こんなにも条件の良い登山が楽しめるなんて、
温暖化のおかげかしら…?
遠くに見えていた斜里岳の雪も
日中は解けてしまっているようでした。

| ガイドの日記 |

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冬の使者

気温も上がらず、強い風が吹き続けた今日は
ワシの渡りがあったようです。
短い時間しか確認できませんでしたが、
5羽ほどが強風に乗って海岸沿いを飛んでいました。
オオワシと思われる個体も混ざっていました。

流氷に乗ってくるといわれるワシたちですが、
実際にはサケの遡上が本格化するこの季節に渡ってきます。
冬の使者がいよいよやって来ました。

| 知床の生き物たち |

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熊越えの滝

羅臼にある「熊越えの滝」へ行ってきました。
訪れる人の少ない、静かな森を抜けると
豪快な滝が現れます。
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滝への道は森あり、沢あり、沼地あり、と
たくさんの命が生きています。
短い散策路にたくさんの宝物が隠されている、
そんな場所でした。

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極楽平まで

紅葉は日に日に麓へ下りてきています。
今日は羅臼岳山頂は目指さず、
きれいな紅葉の景色を見るために登りました。

登山道を進むうちに
周りの森の色が変化していくのが分かります。
標高を少し変えるだけで、
こんなにも葉の色は違うのかと驚きます。

オホーツク展望付近から見る山肌の色は
麓から見上げるものとは違って
黄色、オレンジ、赤…という言葉では表せない
微妙な色合いがさまざまに混ざり合っています。
その中にはっきりとした濃い緑があって
立ち去りがたい風景が次々と現れます。

ダケカンバがほぼ散ってしまった極楽平で引き返し。
短い距離をじっくり時間をかけて歩きました。
クマゲラの声、エゾライチョウの先導もあり、
山頂を急いで目指すのではない、登山の楽しみを
再発見しました。
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| 知床連山登山 |

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紅葉の羅臼湖

先日の嵐でもう散ってしまったかと思っていましたが、
色づきの悪かった葉が散って
残ったものがきれいに色づいていました。
101007-2.jpg (二の沼)
ずっと濃い霧の中を歩いていましたが、
羅臼湖では次第に辺りが明るくなり、
どんどん視界が開けて周りの紅葉を見ることができました。

霧が晴れるときには風が起こります。
山でテントを張ると、
朝、テントを揺らしながら霧が晴れていきます。
刻々と変化する周りの景色を
ただ立ち尽くして見ていました。
101007-1.jpg

| 羅臼湖 |

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雪虫

昨日のお天気がとても厳しいものでしたから、
今日は、たとえ晴れても気温が上がらないと予想していました。

しかし、予想に反し、とても暖かい日となりました。
20℃までも上がっていないのですが
散策中も「暑い、暑い」を連発。
陽射しも手伝って、汗ばみながらの散策でした。

夕方、貸し農園でトマトを収穫していたら
白いものがふわふわと飛んでいるのが目に入りました。
雪虫です。
見た目も雪のようですが、
間もなく雪が降ることを知らせてくれる生き物です。

こんなに暖かいのに?
今週は暖かい日が続くようですが
冬は、こっそりと、でも確実に近づいて来ているのですね。

| 知床の気候 |

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嵐の一日

猛烈な風が吹いた一日。
雨は降ったり止んだりでしたが
強い風とともに受ける雨は
何倍もの「悲惨さ」を運んできます。

今日は、久しぶりに家に閉じこもりました。
たまりに溜まった疲れを
少しずつ掃き出さなければなりません。
やるべきことは山ほど、
でも少しだけ事務仕事も進みました。

晴耕雨読
慌しく過ぎ去っていくツアー客にとっては
無縁の言葉。
嵐の中の散策も、
これはこれで思い出に残るものだけれど…
なんとも複雑な気持ちです。

| ガイドの日記 |

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静かな季節のはじまり

10月に入っても知床五湖の駐車場には
思いのほか車が入っています。
行列こそできないものの、
空いている駐車スペースはわずか。
次の3連休までこの調子で行くかもしれません。

それでも、昨日はクマゲラ、
今日はクマタカを見かけました。
紅葉が進むのと同時に
生き物の気配をたくさん感じられるようになってきました。
エゾシカも私たちのすぐ横を悠々と歩いて行きます。

川ではヒグマの親子がサケ取りにチャレンジしていました。
知床らしい季節が戻ってきました。

| 知床の生き物たち |

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昼下がりの陽光

午後2時から原生林に入りました。
この時間を過ぎると徐々に気温が下がり、
陽の光もオレンジ色に変わってきます。

まぼろしの沼はシダも枯れて、
秋の色を濃くしていました。
このときは残念ながら羅臼岳は雲の中でしたが 101002-2.jpg
すぐに雲が切れて姿を現した山頂付近は
再び白くなっていました。
101002-1.jpg

| まぼろしの沼 |

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紅葉が進んでいます

陽射しのおかげで暖かく感じる日が続いています。
最高気温は20℃ほど。
でも、みなさん暑い暑いと言いながら歩いています。

山のてっぺんも一度真っ白になっています。
知床五湖を取り巻く森も
少しずつ色づいてきました。
101001-1.jpg (高架木道より)

| 知床五湖 |

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