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静かな朝

太陽が顔を出す前、
空がほんのりと紅く染まると
凪の海もやさしい色を映します。
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知床連山の向こうから 140330-2.jpg
今日の陽がやって来ます。

厳しかった冬の寒さはいつの間にか遠ざかっています。
日に日に雪解けが進む森では
アカゲラのドラミングが
あちこちで呼応していました。

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海霧

ぽかぽかとした昼の時間を過ぎると
にわかに海霧が発生し、
辺りは一瞬にして濃霧に包まれました。

海から霧が這い上がってきて
地面を走りながらあっという間に向こうの林を隠しました。
すご~い!なんて言っているうちに
すぐ近くの木々もシカもな~んにも見えなくなってしまいました。

そう広くない雪原では
文字通り右も左もわからない状態に。

時折、上空が少しだけ晴れて月のような太陽の姿と
ぼんやりと浮かび上がる木立。
断崖絶壁の下に海があって流氷が浮かんでいることや
滝の飛沫が凍り付いて氷柱になっていることは、
一瞬の霧の晴れ間がなければ
知らずに通り過ぎてしまうような真っ白な空間。

青空、真っ白な山肌、断崖絶壁で草を食むシカ。
いつもの景色も、今日は
霧の向こうでこっそり
ここぞという出番を待っていました。

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〆の五湖

週末しか立ち入りができないのに
週末ごとに嵐が来て
ほとんど入れなかった冬の知床五湖。

今日が利用の最終日。
今年は利用初日との2回だけ、歩くことができました。

リスやネズミの足跡がかろうじてあるだけの
静かな森。
夏とは違った景色を楽しみながら
5つの湖を巡ります。

青い空、白い湖と海。
なかなかの贅沢な時間でした。
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| 知床五湖 |

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吹雪の後のお約束

すべての道路が閉鎖され
点在する集落すべてが孤立するほどの猛吹雪。
週末ごとにやって来る嵐に辟易しますが、
離れていた氷が戻って来るのは大歓迎!
140322-3.jpg (象の鼻より)

数年前まで流氷は
年々早くにいなくなってしまう印象でしたが、
ここ1~2年は猛吹雪のおかげで
比較的遅くまで残っているような気がします。

接岸した流氷の上には
おそらく崖から落ちたシカと
群がるカラス、ワシ、キツネの姿がありました。
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大雪と密集した流氷は
雪の下や海に食べ物を求める動物たちにとって
本当に悩ましい存在。

思いがけないごちそうにあやかろうと
森じゅうからたくさんの生き物が集まってきます。

昨日はお彼岸。
氷も次第に緩むでしょう。
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| 流氷 |

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いつものメンバー

ワシの足跡と羽ばたいた跡。
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足の太さはシカ並み。
翼の跡は鋭く、力強い羽ばたきを思わせます。

左右の翼がきれいに広がった跡に並んで寝転がり
手を広げてみましたが
やはりワシのほうが大きかった!

夕陽に照らされたワシとシカ。140319-2.jpg 140319-3.jpg
いつものメンバー。
いつもの
暮らし。

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海の色

氷が緩み、海の青と氷の白が鮮やかです。
140319-6.jpg (象の鼻より)

少しだけ場所を変えるだけで
または時刻を変えるだけで
海の色はさまざまに変化します。
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月明かり

満月は今夜ですが、
昨夜の月もきれいでした。

140316-8.jpg (16日夜 月に照らされる羅臼岳)

(今朝早く 流氷に映る月) 140317-1.jpg

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陽気に誘われて

多くの生き物が安心して過ごしている様子は
こちらもまた安心して過ごせます。
140316-1.jpg (みんなお昼寝中 エゾシカ)

(上昇気流に乗って悠々と オジロワシ) 140316-4.jpg

140316-3.jpg  (豪快なつつきっぷり クマゲラ)

いつもは緑色の草原で聞く歌声は、
主を思い出すのに時間がかかりました。
140316-2.jpg (高らかに鳴く ビンズイ)

再び緩み始めた流氷。140316-5.jpg

開けた海に断崖が映り込む様子もまたお気に入りです。
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またまた戻ってきました

少しだけ遠ざかっていた流氷が
先日の猛吹雪で押し戻されました。
140315-1.jpg(プユニ岬より)

お互いにぶつかり合いながら戻ってきた氷は
ごつごつとしていて勇ましい。

春めいた空気に包まれて見る
荒々しい流氷原。
なんだか北極に近い土地にいる気分です。

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碧い海

流氷が少しだけ動きました。
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紺碧の海。
砕け氷。
穏やかな空気。

春が来ます。

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シカの底力

シカが増えすぎて…という課題は
日本中のみならず、世界各地を悩ませているようですが、
ここ知床も例外ではありません。
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今年は大雪がどかっと降るパターンが多いせいか、
森の中の足跡も
単独のものは少なく、
皆で同じ踏み跡を使うパターンが多いように感じます。
シカにとってもラッセルは大変なのです。

力を合わせて厳しい冬を乗り切ろうという意気込みが伝わってくる
集団のシカ。
たくましいのだけれど
どうしたものか、とも考えてしまいます。

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凍れる海と滝

海は広く氷に覆われ、
断崖から滴り落ちる地下水は
大きな氷柱となって崖に張り付いています。

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触ることもはばかられるほど冷たい物質で作られた景色なのに
見る者を惹きつけてやまないこの美しさは
その厳しさゆえ、ということなのでしょうか。

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流氷がっちり

フレペの滝近くからの眺め。
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水平線まで隙間なく氷が敷き詰められています。

3月に入り
陽射しも強くぽかぽかとした陽気。
氷に閉ざされた海を
不思議な気持ちで
心ゆくまで堪能します。

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網走では…

がっちりと接岸して
陸地と海の境目が分からないウトロの流氷と違って
網走では
波がなく静まり返った海面に
残った流氷の姿が映し出される
これまた美しい景色を楽しめます。
140301-1.jpg (能取岬近くの海岸)

氷の向こうには
美しい山並みと知床岬。

なかなかの眺めです。

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