知床の森のガイド ゆらり

　(二湖)

　(四湖)

今日はヒグマ活動期の最終日。
静かに散策できるのも今日が最後。

明日からは、賑やかな知床五湖が始まります。

霧に包まれた知床五湖の森。

静寂と
心に響く緑が迎えてくれました。

　(四湖)

湖面に映る
霧に煙った森。

あぁ、静か。

(オシドリの親子)

毎年恒例の
カモの仲間の子育て

今年はみんな、子だくさん

豊富な食べ物
人間との適度な距離

きっと野性動物たちにとっても
シアワセな森

知床五湖の遊歩道に堂々と現れたキタキツネ。

人間には目もくれず、
ひたすらに地面を掘っては進み、
たまに何かを見つけては食べ、また進み…

そうして私たちを上手く避けると
再び遊歩道を悠々と歩いて行くのでした。

水鏡に映る知床連山。
今年はよく見えています。

いつもの暮らし。
いつもの、夏。


(ネムロコウホネの中を泳ぐシカ)


(海の上を気持ち良さそうに　オジロワシ)



(子ジカも順調に育っています)

夕陽に輝く木々の向こうに透けて見える水の流れが
とても美しい時間でした。

　（えっちらおっちら木登り中）

（殻から抜けたばかりのコエゾゼミ）　

夏の夕暮れ時の
生き物たちの営みです。


（夕焼けをバックにたたずむエゾシカの親子）

徐々に干上がってきました。





今月末を待たずに
本当にまぼろしになりそうです。

羅臼湖周辺の雪渓はどんどん小さくなり、
雪の上を歩く必要はなくなったようです。


（巨大な口を開けたスノーブリッジ）

雪渓にうっかり迷い込んでしまうと
夏道に戻ることもできず、
かといってそのまま進めば
崩落に巻き込まれかねません。

ようやく
雪渓を避ける道が顔を出し、
安心して歩けるようになりました。

時折吹く涼しい風と
新緑が混じる森の色を
楽しみました。

ザ・夏！の知床五湖。
森の緑もすっかり濃くなり
真っ白な雲がとてもきれいです。

お天気も良く、
森も、水も、とても美しい色で
私たちを迎えてくれました。

風がそよぐ
静かな時間。

深い森に包まれて
しばし、うっとり。

霧に包まれることの多い羅臼湖ですが
今年は良く晴れています。
　（三の沼）

雪もどんどん融けていますが、
まだまだ雪渓の上も歩かなければなりません。

道迷いの危険性はありますが
雪渓を渡ってくる風の心地よさは
言葉では言い表せません！

心身ともにリフレッシュできる羅臼湖です。

藪をかき分けて進んだ先に現れる
小さいけれど神秘的な水たまり。

　（まぼろしの沼（ポンホロ沼））

沼は日に日に小さくなっていますが
まだまだ辺りの森を映しています。

　（来運の水）

（さくらの滝）　

　（神の子池）

森の緑と水の蒼
いつまでも浸っていたい
癒しの時間

カワラヒワ（小鳥）を捕まえて
自慢気なキタキツネ


道路のわきで人間からおやつをもらうことも多くなってきましたが
ちゃんと自分で捕れるのです。

羅臼湖への道では
ようやく桜が咲きそろっていました。
　（チシマザクラを食べ散らかすシマリス）

　（三の沼）
清々しい空気の中を
元気に歩いてきました。

日差しを遮るものの少ない羅臼湖への道は
炎天下を汗だくで歩くことも多いのですが
今日はさわやかな風の中を散策してきました。


（羅臼岳と、手前は立派なスノーブリッジ）

雪渓も次第に小さくなり、
夏道を歩くことができるようになっています。

今日はひんやりとした空気を感じた雪渓を渡る風も、
次第に少なくなりそうです。

ツルアジサイが咲きそろいました。

霧の向こうのぼんやりとした姿は
日に日に濃さを増す緑の中の鮮やかな白を
一層引き立てます。