2015年04月27日
一つの命が消えるとき
あのカモメ、逃げないな~と思っていたら

アザラシの子どもと一緒でした。
ちょうど満潮の時刻。
浜に打ち上げられたばかりらしいアザラシの子どもは
私が近づいても目をつむったままで、
お腹だけが呼吸のたびに大きく動いていました。
背中を数回撫でていると
大きく体を反らせて噛みつこうとします。
本当に最後の力を振り絞るように。

(左の前あしは動かせない)
保護することもできず、いったんその場を去りましたが、
帰り際、ぼんやりと立ち寄ってみると

カラスとワシに追われるように、
刻々と沖へ去っていく波打ち際まで
ずりずりと移動していました。
どこにそんな力が残っていたのか…
たとえ海に戻れたとしても、
元気になる力は残っていないでしょう。

最後の最後まで生きようとする小さな命。
いつかはとうとう捕食される時が訪れますが
そうして他の命に引き継がれていきます。

アザラシの子どもと一緒でした。
ちょうど満潮の時刻。
浜に打ち上げられたばかりらしいアザラシの子どもは
私が近づいても目をつむったままで、
お腹だけが呼吸のたびに大きく動いていました。
背中を数回撫でていると
大きく体を反らせて噛みつこうとします。
本当に最後の力を振り絞るように。

(左の前あしは動かせない)
保護することもできず、いったんその場を去りましたが、
帰り際、ぼんやりと立ち寄ってみると

カラスとワシに追われるように、
刻々と沖へ去っていく波打ち際まで
ずりずりと移動していました。
どこにそんな力が残っていたのか…
たとえ海に戻れたとしても、
元気になる力は残っていないでしょう。

最後の最後まで生きようとする小さな命。
いつかはとうとう捕食される時が訪れますが
そうして他の命に引き継がれていきます。
| 知床の生き物たち
|