FC2ブログ

一つの命が消えるとき

あのカモメ、逃げないな~と思っていたら
150427-1.jpg
アザラシの子どもと一緒でした。

ちょうど満潮の時刻。
浜に打ち上げられたばかりらしいアザラシの子どもは
私が近づいても目をつむったままで、
お腹だけが呼吸のたびに大きく動いていました。

背中を数回撫でていると
大きく体を反らせて噛みつこうとします。
本当に最後の力を振り絞るように。

150427-2.jpg
(左の前あしは動かせない)

保護することもできず、いったんその場を去りましたが、
帰り際、ぼんやりと立ち寄ってみると
150427-3.jpg
カラスとワシに追われるように、
刻々と沖へ去っていく波打ち際まで
ずりずりと移動していました。
どこにそんな力が残っていたのか…

たとえ海に戻れたとしても、
元気になる力は残っていないでしょう。
150427-4.jpg

最後の最後まで生きようとする小さな命。
いつかはとうとう捕食される時が訪れますが
そうして他の命に引き継がれていきます。

| 知床の生き物たち |

  ゆらり のツアーはこちらから

知床の森のガイド ゆらり メインページへ移動します

羊の毛刈り

今日は羊の毛刈り見学。

職人さんは手際よく
羊の地肌をあらわにしていきます。
150425-1.jpg
「草しか食べないのに、肉やら毛やらを生み出す、スゴイね~」なんて
スゴイことをさらりとしゃべりながら。

この子の毛をおすそ分けしてもらいました。
何かの形になるには相当時間がかかりますが
そうやって手間ひまかけて、
貴重な毛を大切に活かします。

| ガイドの日記 |

  ゆらり のツアーはこちらから

知床の森のガイド ゆらり メインページへ移動します

早春の森

今年はぐんぐん気温が上がっていて
森の雪はどんどん後退し
海沿いはすっかり地肌が出ました。

150423-2.jpg

暖かく穏やかな
森の時間。

150423-3.jpg
(イソヒヨドリのうっとりする歌声が断崖に響く)

150423-4.jpg
(このネズミは・・のんびりし過ぎ)

クマの足跡の先には
地面を掘り返した跡。
150423-1.jpg
いいものあったかな。

いつの間にかヤナギの花粉が現れ
枯れ木ばかりのような森の色が変わり始めました。
150423-5.jpg

| 癒しの知床 |

  ゆらり のツアーはこちらから

知床の森のガイド ゆらり メインページへ移動します

開園

道道の冬季通行止め解除に伴って
知床五湖もオープンしました。

とはいっても、地上遊歩道は湖を2つ見る
短い方の散策路のみのオープン。

150422-1.jpg
(湖を5つすべて見るルートはまだまだ雪の中)

雪融けはどんどん進んでいて
あっという間に景色が変わっていきます。

150422-2.jpg (ミズバショウ)

150422-3.jpg (一湖)

| 知床五湖 |

  ゆらり のツアーはこちらから

知床の森のガイド ゆらり メインページへ移動します

雪壁バス

ご縁があって
雪壁バスに乗りました。

冬季通行止めの知床横断道路を
貸切バスでのドライブです。

150411-1.jpg (4月11日)

150418-2.jpg (4月18日)

立派な雪壁。
でも崩れると危ないので、
冬季通行止め解除までに崩してしまうとのこと。

150418-1.jpg
今日は峠も晴れて、羅臼岳もくっきり。

峠の気候の厳しさと自然の造形を楽しむ貴重な時間でした。

| 癒しの知床 |

  ゆらり のツアーはこちらから

知床の森のガイド ゆらり メインページへ移動します

除雪作業

知床五湖の開園を前に
遊歩道の除雪を行いました。

各方面の関係者が集まって、一日中かかって
遊歩道を掘り出します。

といっても完璧に道が出せるわけではなく、
落とし穴になってしまうような危ない箇所を減らす作業。

一日かかって除雪した先には
まだ凍っている
一湖と二湖。

150415-1.jpg (二湖)

150415-2.jpg (一湖)

| 知床五湖 |

  ゆらり のツアーはこちらから

知床の森のガイド ゆらり メインページへ移動します

静かなフレペの滝

観光シーズンの端境期。
訪れる人はほとんどいませんが、
森の住人たちは
いつもの春を迎えていました。

150414-1.jpg (ウミウ)

150414-3.jpg (ナニワズ)

150414-2.jpg
(人に踏まれることなく残っているクマの足跡 数日前のものと思われる)

150414-4.jpg
夕陽を浴びて辺りが赤く照らし出されると
なんだか異国の景色みたい。

| フレペの滝 |

  ゆらり のツアーはこちらから

知床の森のガイド ゆらり メインページへ移動します

ハクチョウの渡り

斜里岳に向かって
オオハクチョウの群れが飛んでいきました。

150413-1.jpg
(山頂の上空 画像ではゴミみたいだけど、肉眼では美しいハクチョウの群れ)

畑の落穂目当てに歩いていたり
小さな沼で浮かんでいたり
ハクチョウはとても自由。

そんな姿を普通に目にしている
この土地の人たち。

| 知床の生き物たち |

  ゆらり のツアーはこちらから

知床の森のガイド ゆらり メインページへ移動します

早春の藻琴山

駆け足で春が近づいてくる麓と違って、
雪が締まって歩きやすかった藻琴山。

150409-1.jpg

風は冷たく吹いていましたが、
青空の景色にどこからともなく雪が飛んできたりして、
なかなかの演出。

150409-2.jpg

スキーやスノーボーダーも思いのほかたくさん来ていて、
最後の雪を楽しんでいました。

| 藻琴山 |

  ゆらり のツアーはこちらから

知床の森のガイド ゆらり メインページへ移動します

月食

よく晴れて、少し寒い
月食の夜。

150404-2.jpg
(まだ食が進んでいないので、撮影するには月が明るすぎました)

あれやこれやで落ち着いて眺めることはできませんでしたが
美しい月夜でした。

150404-1.jpg

| 癒しの知床 |

  ゆらり のツアーはこちらから

知床の森のガイド ゆらり メインページへ移動します

真っ赤に染まりました

昨夜は雪が降り
今朝は森も山も真っ白だったのに、
あっという間に森の雪は融け、
山の白さが目立つ一日でした。

日没間近の陽の赤さを引き立たせる
塗り直したばかりの山の白でした。

150401-1.jpg

| 知床の気候 |

  ゆらり のツアーはこちらから

知床の森のガイド ゆらり メインページへ移動します

2015年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年05月