知床の森のガイド ゆらり

めずらしく海へ出ました。
たくさんのケイマフリに迎えられて
ついつい夢中に。


（群れでのんびり）


（イカナゴをくわえて）

赤い足が目立つのですが、
本当に
水の上を進む時も

飛び立つときも。


凪の海。
なめらかな水面と
平和な時間。

海から霧が流れてきて、
高架木道からの景色は
とても幻想的。



霧の向こうの景色は、
想像に任せるもよし。
次回のお楽しみにとっておくもよし。

夕刻の男の涙。



心地よい風が吹いていました。

海に棲むものにも
森に棲むものにも
気まぐれに立ち寄る訪問者にも。

羅臼湖では
ワタスゲがあちこちで
ぽわぽわと揺れています。

　（二の沼）

人のこころも
ぽわぽわ。

奇跡的に貸切の知床五湖を歩きました。

人の声が全くしない森には
時折訪れる小鳥と、遠くにコエゾゼミの声が響くのみ。

湖面に映る知床連山と
木漏れ日に輝くコケの緑。

静かに歩く森には
たくさんの生き物。

（巣立ったばかりのノスリ）

藪をかき分け進む道のりを楽しんで、
はしゃいで歩いた先に待っていた景色。



霧が晴れて、海も山も本当にきれい！
けもの道を進んでよかった～

夏休み期間に入り、
ウトロは大賑わい！

ウトロの、少しだけ山奥にある我が家は
嘘のように静か。

海霧の上には、大きな夕陽。

今年は少々登場し過ぎの感があるクマたち。

複数の個体があちこちで目撃されています。

クマが安心して暮らしているのは嬉しいような、
もうちょっと控えめにいてほしいような・・・

やや曇り空のまぼろしの沼。
こんな日の方が、森の緑は圧倒的にきれい！

まぼろしの沼日和です。

雪が多かった羅臼湖ですが、
ようやく
雪渓が小さくなってきました。



今日明日中には
雪渓を歩かなくてもよくなりそうです。

お花はまだまだ、これから。

徐々に干上がっていくまぼろしの沼ですが、
最後の水鏡がとても美しい姿でした。

みんな元気に暮らしています。

静かな知床五湖を堪能しました。

どうしても山頂に行けなかった硫黄山に、
恥ずかしながら連れて行ってもらいました。

時間に余裕が欲しかったのと、
第一火口のテント場を確認したかったのとがあったので
ぜいたくにテント泊で。


（硫黄山山頂より　ウトロ方面の雲海がみるみる晴れてきた）


（シレトコスミレ　ちょうど花盛り）


（第一火口　硫黄山に抱かれて眠る）


（知床岳　海岸線まで見下ろす眺めは初めて）

（国後島も間近に）　

お天気にもシレトコスミレにも仲間にも恵まれ、
とても充実した2日間でした。

そして山に拒まれ続けた理由がようやく分かりました。
登山道は思っていたよりずっと険しく、
私の手に負える山ではなかった！
　

今回のご縁すべてに、感謝します。

ほぼ１ヶ月ぶりの羅臼湖。
大きな雪渓が残ってはいるものの、
ダケカンバは新緑をやや通り過ぎて鮮やかな緑の姿。


（チシマザクラもほぼ終わり）

　（つやつやのワタスゲ）

咲き出しのミツガシワはいつ見ても本当に可憐。


流れる雲と青空が本当に鮮やかな羅臼湖でした。

（五の沼と知西別岳　ワタスゲが揺れてかわいい）

おまけ
　（ヒグマのフン）
なかなかの大きさでした。

知床五湖ではカモの親子があちこちで見られます。
　（人が来るたび、みんなで移動）

道端のキツネの子供たちは
別々に行動し始めています。
　（イヌではありません）

静かな断崖絶壁。



雨上がりの緑がとにかく美しくて、
うっとり。

見慣れた景色も
日々色合いが違って、
毎日新鮮。

知床五湖はすっかり繁った森に包まれて
木漏れ日が美しい季節を迎えています。

　

稜線は雲の中でも
強い陽射しに照らされた力強い色合いが
とても印象的です。