知床の森のガイド ゆらり

朝早くのフレペの滝は、
景色をひとり占め。



沖にはようやく
流氷のはじっこが見えてきました。


（帯状のはぐれ氷）

本体の到着には
もう少し時間がかかりそうですが、
氷のかけらがぷかぷかと浮かんでいる景色も
とてもきれいです。

雪が降っても
それはそれで美しい知床五湖の森。

次第に晴れてくると
違った景色が楽しめて
これまた楽しい
静寂の中の散策。

昨日はきれいに晴れて、夕陽もきれいに見えましたが、
今日は雪降り、しかもけっこう本格的な。



シカも雪を避けて過ごしていました。

今日の知床五湖はいい天気！



張り切ってたくさん写真を撮ってしまいました。



こんな景色を待っていました！



夕映えの山も素晴らしい。

流氷はまだ遠く、
お天気は不安定なことが多いですが、
今日は少しだけ
太陽の気配がありました。

　（プユニ岬）

知床五湖の冬季利用が、昨日から始まっています。
許可車両のみ、駐車場までの乗り入れが許可されましたので、
半日で一回りすることができるようになりました。

　（一湖）

静かな知床五湖をのんびり歩きます。

めずらしく朝から快晴。
川の周りでは霧氷がきらきら。



明日からは猛吹雪の予報。
最近では数日前から予想できるようになり、
暮らすうえでとても助かっています。

今日もお昼からは山に雲がかかりはじめ、
不気味な空気がひたひたと迫ってきました。

さてさて。
食糧をはじめ、
あれやらこれやら買い込んで、
おうちに籠ることとしましょう。

冬至を過ぎ、
少しずつ少しずつ
夕焼けの色に赤みが増してきました。


（知床連山の夕映え　稜線は雲の中）


（オホーツク海に沈む夕陽）

フレペの滝の眺めは夏と違って
とても荒々しくて厳しい原野の趣です。

（一面の雪面に風の強さを物語る風紋）


（滝の水は海からの風に巻き上げられて上へ上へと凍りつく）

夏には生い茂る緑に隠されてしまう方向に、
今だけ見通せる眺めがあります。


（フレペの滝展望台よりオシンコシン崎方面）

森の生き物たちはみんな隠れ上手。
わかりにくい分、見つけた時の感動もひとしお。

　（エゾシカ　たくさん）

（シマフクロウ　一羽）

強風が吹き荒れる今日は
森の生き物はみな嵐をやり過ごす日。
な～んにも会わないな・・と思っていたら

　（クマゲラ）

風の当たらない場所で
せっせと食事してました。

久しぶりにまとまった雪が降りました。
今の季節らしい
さらさらの雪。

雪の重みでトドマツの枝が下がり、
ちょうど目線の高さで
サラサラ雪の結晶を見つけることができます。



さらさらの雪は、
風が吹くと地吹雪となって視界を遮ります。



さらさらの雪の上に寝転ぶととても気持ちがいいのですが、
今日のような日は
あっという間に雪に埋もれてしまって、危険キケン・・