知床の森のガイド ゆらり

少しずつ遠のいている山登り。
それでも毎年恒例の西別岳に行ってきました。

　（西別岳山頂）

　（摩周湖と摩周岳）

　（最後のサクラ）


（地球が丸く見える　根釧台地）

一昨日、来たばかりの羅臼湖ですが、
どんどん雪解けが進んでいます。

　（三の沼）

ほぼ夏道をたどって、羅臼湖へ至ります。

　（羅臼湖）

毎年、五月の下旬には、エゾハルゼミが鳴き始めます。
こちらは暑さ寒さは関係ないのか、
暦どおりに始まっています。

　（エゾハルゼミ）

知床連山の雪融けもどんどん進み、
緑も日に日に色濃くなってきました。

　（二湖）

ようやく三の沼が見え始めた
羅臼湖への道。

　（三の沼）

ルート上のその他の場所は、雪解けがどんどん進んでいますが、
ヒトはまだ疎らなようで・・

　（ウグイス）

　（タンチョウ）

羽を休めていたらしいタンチョウを脅かしてしまったようでした。


（ミズバショウが咲き始めた羅臼湖）

年々、早く干上がってしまうようになったまぼろしの沼。





それでも新緑は力強く美しく、
多くのいのちを育みます。





　（クマゲラ）

サクラが咲いて、
新緑が始まって、
日に日に春らしい色に変わってきました。

　（二湖）

ヒトからのおやつ欲しさに道路に平気で姿を現すキツネは、
どこの観光地でも悩ましい存在です。
交通事故に遭うことも珍しくはなく、
あぁまたか、と思ったら・・・





うっすらと目を開け、
でもおやつはもらえなさそうだと諦めたように



また眠ってしまったようです。

たまに、レンタカーが全く気付かぬ様子で
びゅんびゅんと真横をすり抜けて行くのですが、
それも我、関せず。

白線の内側は安全で、アスファルトはきっと暖かくて
居心地がいいのは分かる気がしますが、
やれやれ。

知床横断道路の通行止めも解除され、
時間は無いけど三の沼まで、と思って頑張ってみましたが・・・




前回よりも雪の下に隠れていました。
そうだよね、午前中に真っ白な山を見たんだよ・・・

数日間続いた寒気が抜けて、
久しぶりに顔を出した知床連山は、
新しくお化粧し直して出迎えてくれました。

　（三湖）

暖かい日差しの中、のんびりと
お散歩。

サクラよりも先に咲くキタコブシ。
日当たりの良い斜面などでは終わりかかっているのですが、
日陰の谷あいでは今が見頃。



夕焼け空をバックに、
シウリザクラの若葉とともに。

昨年あたりから
エゾライチョウを、比較的低地で見かけることが
多くなったような気がしています。



とはいうものの、画像でとらえることは、私の腕では・・・

久しぶりに見られた
四湖の水鏡。



毎日来ていても、毎日違います。

知床五湖はミズバショウとサクラがいっぺんに来ました。





そして、シカも
新しい角が伸びはじめ、



クマも
車がどうしたといわんばかりにガサガサ。



一斉に動き始めました。

ゴールデンウィークに合わせて知床横断道路が開通し、
それに伴って残雪期の羅臼湖へも行けるようになります。

　（三の沼）

今年は冬の積雪が少なく、
それでも雪解けの季節には寒い日が続いたりしたので、
もう少し雪が残っているかと思っていましたが、
思いのほかハイマツやら藪やらが顔を出していて、
ルート探しに四苦八苦。


（残雪期のみに訪れることができる沼）

夏道もかなり見えていましたので、
これからは夏のルートをたどって歩く方が良さそうです。


（五の沼を見下ろす丘より。右奥は羅臼湖）

どんよりとして肌寒い散策でしたが

　（四湖）

素晴らしい夕景が待ち構えていたりして。

　（知床五湖高架木道より）

これだからお天気が悪くても、
やめられない。